
あらすじ◆
ピアノは下手で、声楽家としても峠を過ぎたヴォイス・トレーナー マシュカンの前に、かつて神童と言われたピアニストのスティーブンが現れる。彼は音楽の壁に突き当たって、ピアノが弾けなくなってしまい、クラシック伴奏者への転向を考えていた。
ピアニストであるスティーブンに、マシュカンは何を思ったのか、シューマンの連作歌曲『詩人の恋』を全編歌いこなすことを課題とする。ピアニストが何故、歌を?! と強く反発するスティーブンだが、嫌々ながらも歌のレッスンを始める。最初はマシュカンの考えが全く理解できなかったが、数ヶ月のレッスンを通して、スティーブンは次第に音楽の心をつかみ、二人は互いに閉ざしていた心を開いていく・・・。
解説◆
2003年初演の『詩人の恋』は、加藤健一と、元音楽座の畠中洋による、男の二人芝居です。
シューマンの歌曲『詩人の恋』をレッスンしながら、物語が進行していく音楽劇で、実にドラマチックでエンターテインメントな作品です。
加藤健一と畠中洋の、トレーニングされた美声も楽しんでいただけると思います。
以下の賞を受賞しました。
平成15年度芸術選奨・文部科学大臣賞
第3回朝日舞台芸術賞
第11回読売演劇大賞選考委員特別賞
〃 優秀男優賞
〃 優秀演出家賞
第38回紀伊国屋演劇賞個人賞(久世龍之介