888『華々しき一族』 潟Vーエイティプロデュース
1935年に発表された本作品は戦前のモダ二ズムの代表作。森本薫23歳の作品。
「華々しき一族」は華麗に見える一族の虚栄と実存が見事に織り交ぜられた家庭劇。平成20年度文化庁芸術祭参加公演
作 ◆森本 薫
訳 ◆
脚色◆大藪 郁子
演出◆石井 ふく子
出演◆若尾 文子
   藤谷 美紀(予)
   松村 雄基(予)
   吉野 紗香(予)
徳重 聡(予)
西郷 輝彦(予)
【あらすじ】
映画監督の鉄風と舞踊家である諏訪の夫婦には、一人の息子と二人の娘がいる。長男の昌允、長女の美l、次女の未納。昌允は堅実で現実的な性格で、おしとやかな妹、美lに思いを寄せている。実は、昌允と未納は父・鉄風の子、美lは母・諏訪の子で三人は義兄弟なのだ。鉄風の弟子である須貝もこの家族と同居し、生活を共にしている。活発で積極的な未納は須貝に好意をいだいており、義母の諏訪に取り入って、二人の婚姻話を持ちかけてもらう。未納は、須貝と美lが互いに惹かれあっていると考えていた。しかし、須貝の心情はこの家族に意外な展開を与えていく…。それは母にしていまだ美しい諏訪への想いであった。

【解説】
波乱の一年を過ぎて、若尾文子があらたな一年を迎えるにあたり、「改めて舞台に立ちたい。舞台で演じ切りたい」切望した企画。そして本人が一番憧れていた役、それは文学座で常に上演してきた森本薫の「華々しき一族」の諏訪役であった。本役は「女の一生」ともに杉村春子の代表作。若尾は以前から美しく気品溢れる杉村の演技に夢中であった。今回は文学座、戌井先生のご了解もと、若尾主演で企画が実現した。
また、演出には以前から若尾の舞台の演出を手がけてきた重鎮石井ふく子が担当することも見逃せない。 

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