888『ヘルパーズ』 ㈱シーエイティプロデュース
身体障害者の生活援助問題と合わせて、その現場の実態を芝居と音楽とで、鋭くそしてユーモアたっぷりに贈る作品。車イスや福祉ベッド等を効果的に使用したステージングは圧巻です。
作 ◆山口 健一郎
訳 ◆
脚色◆
演出◆本間 憲一
出演◆
・中尾 ミエ
・松尾 伴内(予)
・森川 由加里(予)
花山佳子(予)
籐子(予)
大至(予)
【あらすじ】
芸能界で長年活躍している大物タレント矢沢マリ子(中尾ミエ)。テレビに舞台にと忙しい日々を送っている。そろそろ社会のために何か出ることはないかと考え始めている今日この頃。そんなある日なんとなく観ていたテレビでは、世界的な大スターが仕事以外の時間を身体障害者や高齢者との交流にあてていて、そういう活動は今やスターのステイタスでもあり、スターならやらなくてはいけない宿命のようなものなのだと言うではないか。「スターの宿命」と言う言葉に衝撃が走る。「そうよ!うわべだけの奉仕活動じゃ意味がない。セレモニーだけのボランティアなんてつまらないわ!」そう決めてしまうと、今すぐにでも介護の実践現場へと飛んで行きたいマリ子。・・とはいえ、どこへ行けば障害者や高齢者に会えるのか。マリ子はマネージャー(松尾伴内)を呼び出して、とりあえずでも車イスを押すためにはどうすればいいのかを調べさせる。いっそのこと介護ヘルパーになるのはどうでしょうか。もっとも資格が必要なので専門学校に行かなくてはなりませんが。」いまさら学校に行かなくてはならないという面倒なことで、すぐにあきらめると思ったマネージャー。マリ子の答えは‥‥。

【解説】
すべての人間は「老い」に向かっています。すべての人間は「事故」や「病気」と隣り合わせにいます。すべての人間は「障害」を持っているか、持っていないかのどちらかです。高齢化社会、少子化社会が叫ばれて久しいが、特に最近何かと話題になる高齢者の介護問題。介護される側、介護する側、介護させる側、そしてそれを見ている側。想いはひとつ・・とは限らない!?時にハラハラするセリフに、笑いながらもいろいろ考えさせられる展開。やがて来る驚きのラスト。

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