888『怪談 牡丹燈籠』 人形劇団プーク
美しく、哀しく、滑稽で、愚かで、愛しい人間の営みは、くり返し、くり返し今に至っています。
 日本の怪談噺「牡丹燈籠」を、愉快に、風流に、怪しく、人形劇の世界で挑みます。
作 ◆三遊亭 円朝
訳 ◆
脚色◆川尻 泰司(潤色 井上幸子)
演出◆井上 幸子
出演◆安尾 芳明(予)
   大橋 友子(予)
   滝本 妃呂美(予)
   栗原 弘昌(予)
【あらすじ】
 根津の清水谷に住む浪人者の萩原新三郎は、武士の出でありながら武ばったことが嫌いときて、世を優いつつも、来る日も来る日も、本ばかり読みふけっている青年でした。
 新三郎は梅見の帰りに立ち寄った武芸者、飯島平左衛門の柳島の寮で、女中のお米と暮らしている、ひとり娘のお露と出逢います。恋焦がれる仲になったふたりは、その後、逢う機会もなく、新三郎は、ある日、お露が亡くなったことを知らされます。
・・・が、牡丹花の燈籠をもったお露とお米が、カランコロン、カランコロンと駒下駄を響かせながら、やってきます。
 新三郎の孫店に住む、伴蔵とおみね夫婦がからみながら、新三郎の運命は翻弄されていきます。

【解説】
 日本のシェイクスピアともいわれている三遊亭円朝の代表作「牡丹燈籠」は現在に至るまで舞台化され続けています。
 プークは、1967年に初演。林家正蔵師匠の話芸と、「黒の劇場」の手法(光のカーテンの中に物体だけが浮かびあがる表現法)を駆使した舞台は、1980年文化庁芸術祭、部門別大賞を受賞しました。
 今回は、劇団創立80周年を記念して、新たなスタッフで取りくみます、前回の井上ひさし作「金壺親父恋達引」のスタッフ、演出/井上幸子、美術/若林由美子、音楽/マリオネットをはじめ、装置には朝倉摂さんをお迎えし、意欲あふれるスタッフで挑みます。
 人形劇ならではの“風刺と幻想”の世界をごらんいただきます。

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