888『どん底』 劇団東演
新劇の真骨頂、「どん底」が21世紀の今、日本の現実に鋭く切り込む! 骨のある名作を刺激的に上演するこの舞台は市民劇場の会員なら一度は味わいたい震えるような感動が待っている。
作 ◆M・ゴーリキー
訳 ◆佐藤 史郎
脚色◆
演出◆V・ベリャコーヴィッチ
出演◆
・笹山 栄一
・山中 康司
・豊泉 由樹緒
・能登 剛
・南保 大樹
・姶良 勇一
・腰越 夏水
・武正 忠明(俳優座)
・津田 真澄(青年座)
・V・デミドフ
・G・ガルキナ
(ユーゴザパド劇場)
【あらすじ】
 吹き溜まりのような地下の安宿。そこには行き場のない人間たちがうごめいている。男爵と呼ばれている男、イカサマ賭博師のサーチン、帽子屋ブブノーフ、売春婦ナースチャ、いつも敵意むき出しのクレーシチ、死にそうなその妻アンナ、こそ泥のペーペル等々・・・。嫉妬深い強欲な宿の主人コストゥリョフは、今朝も見回りと称して妻ワシリーサを探しにくる。彼女は若いペーペルと出来ているのだ。が、コストゥリョフは皆に嫌われているため脅かされ、逃げ帰る。そんな所へ新入りの巡礼ルカを、ワシリーサの妹ナターシャが案内してくる・・・。

【解説】
 東演は1966年の『どん底』初演以来、劇団創造の柱として上演を続けてきました。
 '04年3月、この『どん底』をモスクワ、サンクトペテルブルグ、ニジニノブゴルド(旧ゴーリキー市)の三都市で上演―特にゴーリキー生誕の地では新たな発見があり、これからの上演に大きな励みを手にすることができました。そして2009年は劇団創立50周年。東演が積みあげてきた新劇の魂を今こそ…!
 重労働と寒さ、希望のない生活と人間としての誇り、そこから這い上がろうとする人々の未来……。決して暗くはないペリャコーヴィッチの演出だからこそ、今の芝居だ! と確信しました。

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