888『青い鳥』 関西芸術座
重松清氏の短編集の舞台化。家族・友達・・人間関係の希薄な現代。温かな眼差しで人間を見つめる一人の教師のお話。目をそらさず、真剣に向き合えば人と人は信頼できる!
作 ◆重松 清
訳 ◆
脚色◆山本 雄史
演出◆門田 裕
出演◆
・梶山 文哉
・南谷 峰洋
・巴 昭乃

【あらすじ】
 国語教師で、吃音を持つ村内先生は中学校の非常勤講師。いじめや自殺未遂、学級崩壊しかけている学校にやってきて、生徒達と真剣に向き合っていく。
 心を開かなかった生徒達が、次第に自分をさらけ出していく・・
 「青い鳥」いじめていたという自覚のない生徒達が、いじめを受けた生徒の気持ちを思いやる心に目覚める。
 「進路は北へ」私立女子中学校の生徒が、内部進学をせずに、外部の高校へ進学しようと心を決めたが、なかなか勇気がでない・・
 「カッコウの卵」中学校を出て、社会へ出たてっちゃん。世間の冷たい視線の中で、智恵子と幸せを掴もうと頑張るが。

【解説】
 人間を見る目が温かな重松清作品の中から、短編集「青い鳥」を舞台化しました。
 映画は表題の「青い鳥」のみを取り上げていましたが、舞台では3編をオムニバス形式で上演しています。それぞれに村内先生が、生徒と関わることによって、生徒が変わっていきます。自分たちのことを、真剣に思ってくれる大人と出会ったのです。最後の「カッコウの卵」では、卒業して数年経った教え子との出会いが、感動的です。
 親に虐待されていた生徒が、パートナーを見つけ親になろうとしているのです。
人間っていいなあ・・と思える作品です。

 [戻る]